うにだいすき

日本有数の糞ブログ

シン・ゴジラ見てまいりました。コレド室町東宝シネマズにて。
ネタバレします。

結論から言うと、とても素晴らしい映画。「これが見たかった!」というわけではないが、「こんなもん見せてくれるの!?」という驚きに満ちた予想外の作品だった。
余計な人間ドラマ(とかぬかす愁嘆場)を廃し、ひたすらに状況と対応が続く。アクションとリアクションの連続を天才庵野秀明の演出で魅せる。これが面白くないわけがない。ゴジラっていうか、魚とトカゲの合いの子みたいなやつがダバダバしてる時は「うそだろ」って思ったけど、「第4形態」がいよいよアレを吐くシークエンスときたら! 一言でいえば「日本オワタ」である。いろいろ映画を見たが、恐怖で泣きそうになったのは初めてだ。30過ぎの立派なおじさんが、である。
まあはっきり言うとこの後はちょっと退屈だったんだけど、いざ八塩折作戦が開始されるとこれがもう最高。無人在来線爆弾! 崩れ落ちるビルすらも質量弾となる! 東京はスーパーX2より強い! 最高である。
最初の方で「人間ドラマを廃し」と書いたけど、これって人間が描けてないってことじゃなくて邦画が好きなギャアギャア喚いてここ泣くところですよ的な無駄がないってこと。出てくる人は政治家と役人と自衛官だが、彼らは超かっこいいし、日本の役人すげえってなる(すべて小並感)
ギャレスゴジラとは全く違う方向性で「ゴジラ」映画を確立した素晴らしい作品だと思う。もう一回見に行くわ。ていうか、席が前の方すぎて見辛かったのです。