うにだいすき

日本有数の糞ブログ

ようやく終わったので、感想。以下ネタバレ込み。

一言で言えば「玉に瑕」である。ゲームプレイそのものは最高であるといえる。自由潜入の名に恥じない自由度の高さ。ちょっとした油断であっさり発見されてしまうスリル。プレイフィールは良好そのもので、本当に楽しい。しかしまあ、本作はアレだ。未完なんである。「蠅の王国」が収録されていたとしても、中途半端さは否めなかったろう。だって、このあとボスはFOXHOUNDに行って、ヴェノムはアウターヘブンを作るんでしょ? その経緯こそ描かれるべきもので、ぶっちゃけると彼らの報復そのものの帰結には大して興味ないんだよな。スカルフェイスと直接戦わなかったから、というのはあるが、復讐そのものは完結し、ファントムに過ぎなかったヴェノムが「もう一人のボス」となる様もよく分かる。でも、知りたいのってそこじゃなくね。スカルフェイスやXOFも今までのシリーズのボスキャラに比べて存在感に欠け、ストーリーそのものの盛り上がりに欠けた印象がある。というか、テーマ的には仕方ないんだけど、湿っぽすぎるんだよね。ヴェノムの疲れたような顔、全体的に語らないキャラ。苦しみの連続。憎しみの連鎖。書いててなんだけど、暗いなあ。救いのない話大いに結構だけど、ゲームそのものにまでその「暗さ」が影を落としてしまったようだと思った。加えて終盤の唐突さ。ボスが何を考えていたのか全くわからなくなってしまった。
メタルギアサーガの空白には興味はあるけど、5の続き自体はそれほどだなあ。勿論、この優れたゲームは楽しみたいのでDLCでも出してくれれば最高だけど、望みはないでしょう。本作が「残念な出来」とは思わないけど、完成版があってもそれはおれの見たかった話とはちょっと違うものだったかもな。でもゲームはクッソおもしろいです。もう120時間近くプレイしてるからね。

プレイ中。クッッソおもろい。面白すぎる。マジで最高傑作。国産ゲームの頂点やねこれは。終わったらいろいろ書きます。

艦これはリタイヤ。やってる場合じゃない。

Fate/GOでアンリ・サンソンをぶちのめしたので「そういえば」と思い立ち、9巻までツタヤのコミックレンタル。一気に読みふけった。構成が優れている、とか、ものすごく面白いか、と言われるとそうではないのだが、とにかくページの熱量の凄まじさたるや、読み終えたあと、負のフィードバックが来てちょっと精神的にヤバくなったほど。これはやはり「絵」の力である。「孤高の人」を読んだ時も思ったが、別にキャラクター造形が上手いとも、ネームやストーリーで優れた力量のある作家、とは思わない。本作で言えばミュージカル調のシーンなぞはやりたいことはわかるが、演出としてはくどいしセリフも入ってこないから読みにくい。しかしなんかすごいのだ。この「なんかのすごさ」は無論、絵の凄さである。サンソンの処刑執行シーンの数々は日本漫画残酷描写史の現時点ダントツトップと言える。というか、このマンガ自体、坂本眞一の物凄い画力がなければ成立し得ないのだ。池田理代子では無理なのだ(Disじゃないからね!)絵に騙されてる、って言いたいんじゃないですよ。「絵」のステータスに全振りしなきゃ描けない世界とか題材ってものがあるんだよ。すごい漫画なのだ、これは。
つーか、今やってる「ルージュ」?で、どーもマリーの方を主役に据えようとしてるっぽいのはダメじゃね。あの手のキャラは主役を張るべきキャラではないでしょうよ。というか、「イノサン」はイノセンス、無垢で、自由ってのは無垢と最も遠いものじゃない。もしかして誰もが子供の頃の理想や純真を時代とか立場とかの中で失っていく中、マリーだけが子供の頃と変わらない「無垢」である。とかそういうんかもしれんけど、マリーが手に入れたいのは「自由」であって、でもマリーのいう自由っていうのは抑圧から解放されて思うように生きたいってことで、それって無垢とは対極にあるものじゃないの。子供のように自我を通していたいっていうのはただの「稚気」でさ、「自由」てのは自分で自分のケツを拭くということだもの。それは何かの庇護下になければありえない「無垢」とは逆のものでしょ。アンリ自身も「高潔」とか「理想家」ではあると思うけど、イノセントではないよね。時代に翻弄された、というにはちゃんと自分の意志で選んでいるように見えるけど。まあ、そういうのはこの漫画の「凄さ」とはあんま関係ないので、別にマリーが主人公でもすごい漫画足りうるでしょう。

アニメはオープニングだけ見て力尽きた系。最初の方だけパラパラ見て「なんか絵下手じゃね?」と思ったんだけど、後半はうまくなっていったし、連載の方ではもうしっかりしてたんで最初の方はまあ、絵が荒れてただけなんでしょう。中身自体は別にどうのこうの言うようなものでもない。こんなツッコミどころしかない設定をさらっと飲み込めるのだから、つくづく日本の読者というのは大したものであると。9人もいるメインキャラをちゃんと一章一人ずつ掘り下げていくのは丁寧な進め方だが……あー、まあいいや。めんどくさくなってきた。光様がかわいくてすきです(小並感)

本を読まない読書家としてはぜひ読まねばということで読んだが、すばらしい。1巻は「いやあ、おもしれえなあ」くらいだったのだが、2巻の完成度たるや。堂々たる、といっていい。たるを二回続けて使うおれの文才の無さには目をつむっていただくとして、わずか二冊目にしてこの漫画は完成されてしまった。自分の意志で手にとったものは読まないくせに、神林の本はちゃんと読む町田。そして恐ろしいまでの萌えキャラと化した神林。この二人の百合! 往復書簡と笑顔のみかんのエピソードの百合! そしてギャグの切れ味も鋭さを増す。O・ヘンリーの短編のような…とか、春樹キャラのモノマネとか、爆笑。これらのネタが素晴らしいのはたとえ「賢者の贈り物」しか読んでいなくて、春樹もほとんど読んでいない(記憶にあるのは「1973年のピンボール」だけ。「ねじまき鳥クロニクル」は挫折した)としてもゲラゲラ笑えるし、「嫌われる勇気」はタイトルすら知らないのにめちゃくちゃ面白い。読みたくなる。そう、この漫画が素晴らしいのは出てくる本はとにかく読みたくなってしまうことだ。勿論「KAGEROU」もだ。押し付けがましくない、実にサラッとした「この本面白いよ」と気負いのないギャグ。そして百合。いや、神林しおりマジで可愛いよ。ここ最近で一番萌えた。おれも黒い本大好きだよ! でもおれの「虐殺器官」はラノベっぽい表紙のやつだよ。そんなわけで、すごくよい。

艦これ……オワッテナイヨ。


武蔵なんて投入してしまったせいで、完全に資材との戦いという、まさに正しく艦これの真髄を味わわされているわけだが。さてあと一週間ちょいでE7攻略とあい成るかどうか。超めんどくせえ。
武蔵もアレだけメシ喰ってんだから、ダイソン位はワンパンでぶちのめして欲しいもんだけど、仕事するのは結局は神通、雪風なんだよな。色々見合ってない。変なゲームだよほんと。

大河原邦男に行ってきましたよ。
メカニックデザイナー 大河原邦男展 | 北九州市漫画ミュージアム | 見どころやチケット情報など

ガンダムとか一切興味なさそうなおばあちゃんとか「お前、SEEDすら知らないだろ?」みたいな子供とか、バラエティに飛んだ客層でした。
オタクも無駄に続けてると設定画を目にする機会というのはとても多いわけで、特に決定稿の線画なんて見慣れてるわけですが、そこはコピーとはいえ生。特に色の入ってるラフとか没デザインなんて素晴らしい輝きを放っていましたよ。ダグラムの没デザイン画なんて、本当に素晴らしい。元々纏められる機会の少ないムサシロードとかオモロイド、「鉄の惑星ランディフォース」など貴重なものも見れて嬉しい。ムサシロードは世代なのでニヤニヤしながら見てしまったが、ムサシとコジローのデザインがSDクラブ時代のしかなかったんだよね。もしかして青木健太デザインだったんだろうか? 
哀・戦士」「めぐりあい宇宙」のポスターとか、デュアルマガジンのスコープドッグとか有名なイラストも、タッチが残ってるのが原画の素晴らしさ。世代なんだろうか、おれくらいだとガンダムって本編よりボックスアートとかポスターイラストや設定画のイメージなので、安彦ガンダムより大河原!って感じなんだよね。いかに安彦ガンダムがシュッとしてようとも、あの重そうな、どっちかって言うと鈍そうですらあるガワライラストこそ、「ガンダム!」って感じがする。いやとにかく素敵でした。

蒼樹うめ展の開催期間短すぎんよ〜。

E-1からしてS勝利すら危うかったので、今回は全部丙提督です。紅茶が飲みたいネー。


かわいいですね。デラべっぴン! てめえーなんかにゃもったいねえーっ デラべっぴン!
相変わらずわけがわかんなくてすいません。