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- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Video Game
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一言で言えば「玉に瑕」である。ゲームプレイそのものは最高であるといえる。自由潜入の名に恥じない自由度の高さ。ちょっとした油断であっさり発見されてしまうスリル。プレイフィールは良好そのもので、本当に楽しい。しかしまあ、本作はアレだ。未完なんである。「蠅の王国」が収録されていたとしても、中途半端さは否めなかったろう。だって、このあとボスはFOXHOUNDに行って、ヴェノムはアウターヘブンを作るんでしょ? その経緯こそ描かれるべきもので、ぶっちゃけると彼らの報復そのものの帰結には大して興味ないんだよな。スカルフェイスと直接戦わなかったから、というのはあるが、復讐そのものは完結し、ファントムに過ぎなかったヴェノムが「もう一人のボス」となる様もよく分かる。でも、知りたいのってそこじゃなくね。スカルフェイスやXOFも今までのシリーズのボスキャラに比べて存在感に欠け、ストーリーそのものの盛り上がりに欠けた印象がある。というか、テーマ的には仕方ないんだけど、湿っぽすぎるんだよね。ヴェノムの疲れたような顔、全体的に語らないキャラ。苦しみの連続。憎しみの連鎖。書いててなんだけど、暗いなあ。救いのない話大いに結構だけど、ゲームそのものにまでその「暗さ」が影を落としてしまったようだと思った。加えて終盤の唐突さ。ボスが何を考えていたのか全くわからなくなってしまった。
メタルギアサーガの空白には興味はあるけど、5の続き自体はそれほどだなあ。勿論、この優れたゲームは楽しみたいのでDLCでも出してくれれば最高だけど、望みはないでしょう。本作が「残念な出来」とは思わないけど、完成版があってもそれはおれの見たかった話とはちょっと違うものだったかもな。でもゲームはクッソおもしろいです。もう120時間近くプレイしてるからね。
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- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2015/09/02
- メディア: Video Game
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艦これはリタイヤ。やってる場合じゃない。
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- 作者: 坂本眞一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/05/15
- メディア: Kindle版
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つーか、今やってる「ルージュ」?で、どーもマリーの方を主役に据えようとしてるっぽいのはダメじゃね。あの手のキャラは主役を張るべきキャラではないでしょうよ。というか、「イノサン」はイノセンス、無垢で、自由ってのは無垢と最も遠いものじゃない。もしかして誰もが子供の頃の理想や純真を時代とか立場とかの中で失っていく中、マリーだけが子供の頃と変わらない「無垢」である。とかそういうんかもしれんけど、マリーが手に入れたいのは「自由」であって、でもマリーのいう自由っていうのは抑圧から解放されて思うように生きたいってことで、それって無垢とは対極にあるものじゃないの。子供のように自我を通していたいっていうのはただの「稚気」でさ、「自由」てのは自分で自分のケツを拭くということだもの。それは何かの庇護下になければありえない「無垢」とは逆のものでしょ。アンリ自身も「高潔」とか「理想家」ではあると思うけど、イノセントではないよね。時代に翻弄された、というにはちゃんと自分の意志で選んでいるように見えるけど。まあ、そういうのはこの漫画の「凄さ」とはあんま関係ないので、別にマリーが主人公でもすごい漫画足りうるでしょう。
城下町のダンデライオン 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 春日歩
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2015/06/05
- メディア: Kindle版
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- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2014/04/18
- メディア: Kindle版
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艦これ……オワッテナイヨ。
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大河原邦男展に行ってきましたよ。
メカニックデザイナー 大河原邦男展 | 北九州市漫画ミュージアム | 見どころやチケット情報など
ガンダムとか一切興味なさそうなおばあちゃんとか「お前、SEEDすら知らないだろ?」みたいな子供とか、バラエティに飛んだ客層でした。
オタクも無駄に続けてると設定画を目にする機会というのはとても多いわけで、特に決定稿の線画なんて見慣れてるわけですが、そこはコピーとはいえ生。特に色の入ってるラフとか没デザインなんて素晴らしい輝きを放っていましたよ。ダグラムの没デザイン画なんて、本当に素晴らしい。元々纏められる機会の少ないムサシロードとかオモロイド、「鉄の惑星ランディフォース」など貴重なものも見れて嬉しい。ムサシロードは世代なのでニヤニヤしながら見てしまったが、ムサシとコジローのデザインがSDクラブ時代のしかなかったんだよね。もしかして青木健太デザインだったんだろうか?
「哀・戦士」「めぐりあい宇宙」のポスターとか、デュアルマガジンのスコープドッグとか有名なイラストも、タッチが残ってるのが原画の素晴らしさ。世代なんだろうか、おれくらいだとガンダムって本編よりボックスアートとかポスターイラストや設定画のイメージなので、安彦ガンダムより大河原!って感じなんだよね。いかに安彦ガンダムがシュッとしてようとも、あの重そうな、どっちかって言うと鈍そうですらあるガワライラストこそ、「ガンダム!」って感じがする。いやとにかく素敵でした。
蒼樹うめ展の開催期間短すぎんよ〜。