うにだいすき

日本有数の糞ブログ

まんが喫茶で「はじめの一歩」のついでに「ホーリーランド」を読んできました。いやいや面白いっすねホーリーランド。絵に癖がありますけど(なんかアニメ寄りになったサガノヘルマーみたいというか)それが世界観にマッチしてるので絵で引いちゃうってことはなく読めます。ま、そこまでクセが強いわけでもないんですが。ネット上でいろいろ言われてるリアリティに欠けるとかも漫画らしい説得力があってあまり気にならないし、森先生の一人語りは、まあ、こう言う作風だと思えば、気には…ちょっとはなりますけど「自分の一部と感じる程に大切なものを持つのは本当にすばらしい事だ」って件はもうオレ、ユウになってる(くらい感情移入してる)んで、違和感なんか忘れてます。
マサキ対暴走ユウ編は燃えましたし、その後のスランプを克服したユウがマサキを助けにいくシークエンスも、不良が一発で倒すあたりとあわせてメチャクチャ燃えます。対戦相手の剣術家もかっこいいし。シンちゃんやショウゴくんとの友情もとてもよい。ショウゴ君、ツンデレですよ。ツンデレ。萌えキャラ。 時間の都合で8巻までしか読めなかったんですが、ショウゴ君との対決はどうなったんかなあ…。
まあ、みんなもう読んでたりドラマ見てたりするんでしょうけど。
ただ一つ惜しむらくは、割とヤンキー漫画好きのぼくからするとヤンキー分が足りないというか。主人公引きこもりだし。「クローズ」とか「ウダヒマ」辺りがヤンキーケンカものだとすると、この漫画って純粋に「ケンカモノ」なんですね。

一歩は鷹村ホーク戦あたりまで読みました。一歩にせよ鷹村にせよ「殴る理由のない人を殴るのはいいことなのか。それでも止められないオレ」みたいな苦悩がない。つまりホーリーランド的な闇がないので明るいんですよね。バキなんかはそんなもんどうでもいいって感じですけど。いや、悪いというより、ボクシングは競技ですからいいとか悪いとかじゃないんですよね。そこら辺、同じ「格闘もの」と言うカテゴリーに入る作品でも色々なんだなあといまさらながら思ってみたり。