久々に「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」を見ました。
この作品のドラマは全く好きになれないものですが、やはり空戦シーンは名だたる一流スタッフ揃いで鳥肌モノ。冒頭のスカル小隊がミサイルで
ゼントラーディ軍を迎撃するシーンなどもう、あのミサイルの量と美しさといったら!
ついでに他作品もちょっと。
イサム、ガルド、ミュンの真実が明かされる件はあまりの拍子ぬけに開いた口がふさがりませんでしたが、音楽や
バルキリーの機動の美しさは
マクロス中ダントツ。特にYF−22がミサイルの機動を計算して回避するシークエンスなど、数ある「ミサイル回避」の中で最もカッコイイ。一つ残念なのは折角のハイマニューバミサイルを19と22が積んでないせいで、避けるシーンはおなかいっぱい見れるけど、迎撃するシーンがあまり見れないという…。
マクロスなのに構造は
ガンダムでフタを開けたら
アルジュナだった怪作。とはいえ、
天神英貴のアートワークをCGで再現した
バルキリーはやっぱり流麗だし、もこもこした雲の間をギュンギュン飛んでいく気持ちよさは圧巻です。フォッカーのアーマード
バルキリーがイワノフのSV−51に突っ込んでいくシーンは手書き、3Dの競演としてどちらも遜色ない、納得の仕上がり。
ぼくはこのアニメが好きすぎて好きすぎるので冷静な評価は全く下せません。中盤のグダグダ、お世辞にも綺麗とは言えない作画、お世辞にもかっこいいとはいえないメカシーン(しかもバンクばっかりだったし)それでも、やはり
熱気バサラと言う主人公は素晴らしい。戦争の最中にあって戦争をする気など全くなく、誰も聞いちゃいない歌をがなり続け、馬鹿にされ、命の危機にミサイルを打つ選択を迫られる。それでも奴は撃たない! 代わりに歌った! 「戦争なんて下らねえぜ! オレの歌を聞け!」 バカです。愛すべき、かっこいいバカです。特に最終回、
バルキリーが破壊され、スピリチアを吸い取られたバサラが子供の頃を思い出して(歌で山を動かそうとしていた!)再起するシーンはもう10回以上見てると思いますが、何度見ても熱いものがこみ上げる。メカなんて飾りに過ぎない、ミサイルも必要ない、ただ歌があればいい…というのはまっとうな
マクロスファン、メカファンには神経を逆撫でするものがあるのでしょうが、ぼくは好きだなあ。
ファイアーボンバーは今でも現役で愛聴盤です。
黒歴史の呼び声高い2ですが…まあ、仕方ないですね。面白いかといわれればそうでもないし。
板野サーカスがあるでもなし。僕は大張アニメ大好きっ子ですんで満足してますが。あと
バルキリーはかっこいいと思うし、私服のイシュタルはかわいくて好きです。
…気付けばシリーズ全部見てるんですね。デ、
デカルチャー(意訳:なんてこった)