うにだいすき

日本有数の糞ブログ

アニメをお休みして本の事など。

雷轟rolling thunder PAX JAPONICA

雷轟rolling thunder PAX JAPONICA

面白くなくもないのだが、作中(というか半分を占めるオマケの中で)本人も言うとおり軍事にしか興味の無い軍事オタクが書いた本であるから、わたしのように突撃銃と自動小銃の違いもわからない人間には難しい。ちなみに、自動小銃と突撃銃はだいたい同じもののようです。ザクマシンガンはなんなんだろう。で「雷轟」の話に戻ると、そもそも主役メカである五式双戦の元ネタのHe219というのがまずなんだか解らない。
http://images.google.com/images?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=%EF%BC%A8%EF%BD%85%EF%BC%92%EF%BC%91%EF%BC%99&num=50&sa=N&tab=wi
なるほど、こんな感じか。かっこいい。
まあお話のほうは、現場叩き上げの主人公がバカの上層部にぼやいたりしながら仕事してるんだけど、最後に悪巧みしてみたらべつだんすごくうまくいったわけでも大失敗したわけでもなく、苦い結末。という、押井らしい話。なんだか地の文も押井演説みたいなので楽しい。あとアニメファンの人は沖浦とか西尾とかのネーミングにニヤニヤする楽しみも。

多分二冊買った人が多いんじゃないかなあとか思いつつ。別に比較とかそういうつもりはまったくなくて、単に好きなだけなんですけど。えー、こうしてつらつらとリストを眺めてみると結構読んだことねーな。とりわけ「涅槃の王」と「魔界行」は読みたいんですが、最近長い話が辛いんだよなあ。まあ魔界行は一冊だから、そのうち読もう。