うにだいすき

日本有数の糞ブログ

天保異聞 妖奇士
なんとなく2話あたりから見ているが、これはなかなか良い。話が、とか、キャラクターが、とか、作画が、とか、演出が、ではない。設定が良い。主人公ゆきあつ(字を出すのが面倒)が「異界から帰ってきた人なので現実の世界に馴染めずウスボンヤリしている」している、というのは設定年齢がいいオッサン(39だっけか)であることも含め、なんか現実と照らし合わせたそういう人(すごい分かりにくいが書いてる本人も分かってないので許していただきたい)のメタファーなのだろうが、実際神隠しにあった者が、再び共同体に帰って来てもなんだか生活に馴染めずウスボンヤリしてしまったり、山姥にまでなってしまった娘などが村に戻っても、共同体に帰化できずにまた山へ去ってしまう、というようなことはよくあったらしい。(っていう「お話」な)民俗学的に正しい設定である。意図したか否かはさておき、これだけでも伝奇的だ。さらにゆきあつの能力であるところのあやがみ(漢神、だっけ)は妖異の真の名を引き出す力である。先週はそうでもなかったが、今週の回では真の名を引き出されたと思ったら妖異はいきなりやられた。尺の都合とかそういうことではない。妖怪が正体を見破られたら弱くなるのは必然である。妖怪を倒す、ということはその妖怪の正体を見破ることと同意である。たとえば狸が大入道に化けているとして、その正体が狸であることをバラされると狸は狸でしかなくなり、敗北する。妖怪学的に正しいアニメじゃないか。素晴らしい。でも妖怪の肉を食うとメッチャうまい、って話は聞いたことがあるようで思い出せないな。人魚とかは不老不死になれる、薬みたいなもので、うまいから食うってもんじゃないし。あー、あとキャラデザインなんだけど、晩年の手塚治虫みたいだと思うのだが。「ネオファウスト」とかあのあたりの絵に似てる気がする。

コードギアス 反逆のルルーシュ
学園ドラマになるとできすぎたキャラクターが鼻につくな。折笠富美子がやってるキャラとか可愛いんだけど。たぶん今回は手に汗握る心理戦、みたいなことをやろうとしているんだろうけど、ルルにせよカレンにせよ、相手側に正体がバレる事で自分にどういう不利益があるのかがよく見えないんで「それはお前ら同士でどうにかなることだろう」としか思えなかった。実際ルルはカレンの正体知ってるわけだし。だがカレンのおヌードかお尻が拝めたから良いことにする。

武装錬金
話のスピードが速すぎて入り込めなかった。別に原作でも面白い話でもなし、これで構わんのだが。

スーパーロボット大戦OG ディバインウォーズ
リュウセイは物凄いドキュソだったという話。G1が出てくるほどの回かこれ。もうすこし重要なところにとっておくべきだったのではなかろうか。それにしても枕が長いなあ。南極事件は何話になるんだ?