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コードギアス 反逆のルルーシュ
ルル様はうっかりして（不可抗力だが）ユフィは錯乱し、ニッポンはえらいことになった。自体はゼロ的にはオイシイ方向に動き出したが、ルルーシュとしては上手くいきかけたものが全て瓦解してしまうというドツボ。ギアスがなければ行政区日本でみんな幸せに暮らせたわけだが、それが結局ニッポンのためにはなってない、ということをルルーシュはあの時点でまったく考えていないわけで、結局アイツはブリタニア野郎なのだ。つーか、今回はルルーシュという主人公の立ち位置の弱さが露呈した（今までで十分露呈してるけど）回だったな。復讐に燃えるピカレスクヒーローでもないし、理想に燃える殉教者でもない。日本という国に、子供のころから暮らしていたという以外の思い入れはないから、当然日本のために尽くすでもないし、母親の復讐がしたいわけでもない（もちろん動機のひとつではあるんだろうけど強いものではないし）ナナリーのため、というなら今の暮らしを維持すればいい。またはブリタニアに対し、保身を図ればいいのだ。今回でもしルルーシュがピカレスクヒーローたり得たならばユーフェミアを惨殺し、行政特区ニッポンなど幻想でしかないのだウワハハハと高笑いのひとつでもしたやろう。というかそっちが見たかった。だってユフィがルルーシュに語った話ってルルとナナリーのためだけの話じゃん。上から見下ろした行動であることにはなんら変わりないし。イレブンとしてはどーかと思うのだよな。結局事態はグチャグチャになっておもろくなったが、これからがあと３話で解決するとは思えない。続編決定はいいんだけど、ちゃんと最初から２クールで収めて欲しかったなあ。あと扇は殺す。

世界樹クリアしたー。苦い、というより無理が通れば道理って何？　食えるの？ってかんじのラストだった。敵も味方もなんも考えちゃいねー。そんなことはどうでもいいの、おもしろいから。まだまだ迷宮は続く。おれたちの探索はこれからだ、いくぜ！