うにだいすき

日本有数の糞ブログ

映画見てきた。
コララインとボタンの魔女3D
おれ以外は女子中学生や森ガールと言う極めてガーリーな劇場であった。いや、女子中学生は見るべきだよこの映画。
3Dではあるものの、所謂「飛び出す映画」的演出は少なく、いや別に普通でいいんじゃないという。でも超よかった。最高。
子供時分に「アルゴ探検隊」を見て以来ストップモーションアニメが大好きで、もうCG禁止にしてストップモーションにすればいいのに!というくらいストップモーションアニメに偏愛を抱いている私だが、いやとにかくいいよこれ。技術力の高さも、アートの美しさ、キャラクターのキュートさ、そして悪夢的世界感の怖さ。最高。最初のあたりでコララインが猫にビックリして走るシーンからしてものすごい自然さ。おそろしいまでの技術。ゆえに物語に自然と没入していけるのである。
物語はごく単純な構造なんだけども、少女の成長譚としてきちんとまとまってるんじゃないかなあ。後半ちょっと駆け足か?と思わないでもないし、もっと「勝利」にコラライン自身の決意や成長が関係しているべきとも思う。あと、例えば別のパパとワイビーがなんで魔女に逆らってるのかとか。それとネズミなんだけども、ボタンの世界のトビネズミはさも魔女の眷族であるかのようで、そこで猫のネズミが嫌いという台詞が活きるわけだが、現実世界でのトビネズミはコララインの味方なわけじゃん。で、警告を発したり、礼を言ったりする。動物は異界の存在を知ってたり、行き来できたりというのはファンタジーでは当然のことだから別にいいんだけど、そこでボタンの世界と現実のトビネズミの違いっていうかさ、差を出してくれても良かったんじゃない。現実世界のトビネズミは出てこないし。どっかでコララインを助けたりしても良かったと思うよ。文句はそれくらいだよ。
ラストの落とし方も良かった。例えばあそこで最後にカギを手が持っていったりみたいなカットがあると最悪なんだけど、そんなことはないし、嫌いだったものを受け入れるというわかりやすい成長が見える。すばらしい。アートがよければいいやくらいのつもりで行ったが、お話も良かった。もちろんアートは最高なんだよ。
そんでコララインはもちろんメチャメチャかわいいんだけど、吹き替えの榮倉奈々が素晴らしかった。普通に子役声優なんだろうくらいに思ってたんだけど、いやーいい。声も芝居も良かった。別に何の興味もない人だったんだけど、いいね榮倉奈々劇団ひとりも上手かった。戸田恵子はもちろん素晴らしい。
海外版はもうブルーレイ出てるそうだけど、吹き替えも良かったんで早く日本版出してください。

あと、「シャーロック・ホームズ」も見てきたんだけど、コンディションが悪く、半分寝てしまったのでどういう映画だったんだか…(笑)
ロバート・ダウニーJrはよかった。アイアンマン2も早く見たい。

龍が如く4 伝説を継ぐもの - PS3

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相変わらず面白い。個人的には日本版GTAはこれくらいの自由度でいいとおもう。しかし、相変わらずストーリーは北斗の拳だよ!