■

もうこの夏２回風邪引いてる。

第9地区 Blu-ray＆DVDセット（初回限定生産）

公開前から既に絶賛の嵐で、とりあえずこれ褒めとかなきゃいけねーんじゃねーか的な空気が蔓延しており、まあそういう天邪鬼な考えじゃなくてもフツーに楽しみだったんだけれども。
面白かった。だが、もう一回見たいか？　これが好きか？と言われれば、多分おれ、これそんな好きじゃないと思う。
ていうか、これ嫌な映画じゃないですか。あー、嫌っていうか、意地が悪い。そりゃ差別の話だよって、はっきり直喩してるわけだから楽しく見れるはずはないんだけど、誰に感情移入しても辛い。主人公のヴィカスはボンクラでクソ野郎だが、おれたちがやつのような立場で、やつと同じ運命をたどったとき、おれたちはやつのようには生きていけないだろう。だからといってヴィカスはヒーローになれたかというと、違う。やつはもがき足掻き、最後は腹いせに暴れてみせただけではないのか。その怒り、絶望。辛い。
無論エビ星人たちはもっと辛い。きったねえ狭っ苦しい小屋に押し込められ、猫缶に群がり、あっさりと殺されて腑分けされてしまう。そして地球人たちはクソッタレ野郎の集団である。感情移入できるのは優しく理知的なクリストファーだけだが、その風貌は著しく感情移入を妨げるのである。それは間違いなく制作者の思惑通りなのであろう。ひどいじゃない。いやー、ひどい。まあでもラストバトルあたりではすっかりクリストファーを応援してまして、大佐死ね、ギャング死ねと思いながら見てたけども。これが「アバター」だと大佐勝てばいいのに！と思いながら見てたんだが。そういう意味では本作はあのクソいまいましい白人酋長モノに唾を吐きかけるような作りであるので、そこんところは素晴らしいと思う。あの投げっぱなしに近いオチも解決しないテーマを扱っていることを思えば、あれ以外になかったのではないだろうか。
まとめるのが難しいけど、確かにこれはすごい映画だ。特撮、カメラワーク、どれをとってもよく出来ているどころの騒ぎではない。既に続編も決定しているとのことだけども、やっぱ戻ってきてほしいなあクリストファー。そして地球を征服して欲しい。
あとロボ好きとしてパワードスーツに言及しなければならないが、思ったより暴れてくれててよかったんだけど、対物ライフル程度でダメージ負わないでくれよ！　アメリカのロボ弱すぎんだろ。

劇場版仮面ライダーW　FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ
見てきた。超面白かった。
ストーリーは直球だが良かったし、なんといっても今回はアクションがメチャメチャかっこいい。ジョーカーの立ち回りのカッコよさ、ドーパントの溢れる個性、エターナルの圧倒的強さ、そしてダブルの変幻自在のアクション！　劇場版のクオリティである。もしこれが坂本監督の手腕であるならば、これからずっと坂本監督に撮ってほしい。いやー、まじかっこいいよジョーカー。
というか、冬の映画で翔ちゃんの成長を描き、今回でフィリップの成長を描くという構造も良かった。そりゃ細かいところでツッコミもあるが、満足度は一番高い映画だといえるのではないか。素直に面白い。おすすめです。
ゴセイジャー？　寝てた。

仮面ライダーW(ダブル) 変身ベルト DXロストドライバー

買っちゃった。これ、ギミックが全部メモリに集約されてるんすねえ。ベルト側は何の電子部品もないのかー。

魂フェス行ってジョーカーも確保したよ。メチャクチャしんどいイベントだった。展示はまあ、物欲をそそるだけだった。

HG 1/144 GNT-0000 ダブルオークアンタ (機動戦士ガンダム00)

ギミック的には既に煮詰まってたりするのか？　んー、超楽しみです、映画。