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ドラゴンボールZ 神と神
見てきた。本当は「シュガー・ラッシュ」を見ようと思ったんだけど、時間の都合で。あとなんか安かった(バルト9で)ので。
とりあえず面白かった。人によって「ドラゴンボール」に対する思い入れのポイントは違うと思うけど、鳥山明のギャグが好きなら楽しいと思う。反面、過去の映画のような「強い敵!大ピンチ!超パワー!」的なものが好きだと、多分面白くねえだろうな。というか、ドラゴンボールってアニメと漫画の空気感みたいなものがそれなりに乖離している作品じゃないかと思ってて、今回の映画はアニメでありながら非常に原作寄りであるという、ドラゴンボールとしては珍しいつくりじゃないか。原案やってるわけだから当然だが、鳥山明的な世界なんだよな。ゴッドが非常に今の鳥山明っぽい絵であるところとか。
まあストーリーについてああだこうだ言うような作品ではないので、それ以外で言うと、作画はもっと頑張って欲しかった。冒頭の悟空とビルスの戦いはちょっとスピードが遅すぎ。あの悟空、しかも超サイヤ人3なのに、突進もパンチキックもゆっくりすぎる。アクションを丁寧に見せたい、みたいな狙いがあったのかもしれないけど、それなら悟空たちの動きに対してガレキなんかがゆっくり落ちていくような描写をして本当は目に見えないくらいのスピードで攻防しているように見せるとかさ。ベジータのラッシュのシーンや、ゴッドとビルスの戦いなんかは悪くなかった。特に地下の水脈みたいな場所での悟空の突進のあとにソニックブームが起こるような描写なんかは超越者の戦いっぽくて素晴らしいんだけど、破壊シーンを避けるために誰もが気弾を撃たないのでドラゴンボールらしい超人バトルはあまり見れない。だったら肉弾での殺陣はもっと頑張って描かなきゃいけないんだけど……。17年ぶりの完全新作にしては映画らしいスペシャル感のあるアクションではなかったなあ。それと、歌なんだけど、曲自体はいいんだが使い所違うんじゃないか。挿入歌はむしろ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」であるべきで、エンディングが「HERO」だろう。「HERO」はいい曲だけど挿入歌向きじゃない、むしろエンディング向きだし、盛り上げるために歌がかかるんだからここは「みんなが知ってるあの歌」じゃないとダメなんだよ。そこがな。
ビルスのキャラクターや変に深刻ぶらないお話なんかはとても良かったし、短い尺もお話のスケールに合っててちょうどいい。もっと絵を頑張ってくれてたら好みはあれど素晴らしい映画になったんじゃないかね。何よりも鳥山明ドラゴンボールの世界をまた広げてくれたというのはたまらんもんがあるよ。泣くよな。

革命機ヴァルヴレイヴ
ぶっちゃけ面白くねえ。戦闘シーンはさすがにサンライズだが、敵のメカ、カッコ悪い。物語もズサンつうかいい加減もいいとこだよ。ヒロインの子が吹っ飛んじゃったのにうろたえてるのは主人公だけで他の奴ら全員冷静って、えーとさ、友だちがいきなり爆弾で吹っ飛んじゃったらどう思うかなとか考えて書いてるのか? 911の映像とか見たことねえのか? むしろガンダムだっていいよ。フラウ・ボゥをビンタで落ち着かせるところか、F91の「アーサーなんだぜ?」とか見たことないの? あそこ女の子は恐怖で泣き叫ぶでしょうよ。男とか、または気の強い女の子がグッと堪えて「もうあきらめろ!」っていうとかでしょうよ。だったらあのシーンは主人公とヒロインの子が二人だけではぐれるとかでいい。潜入工作員のあたりもそうだが、リアリティがない。それで面白けりゃいいけど、面白くねえんだよ。フックになるのは最後の噛みつきくらいだが……。うーん。
一応期待しないで続きは見る。プラモも買うよ!