■ - うにだいすき

帝国海軍昔ばなし
「２−３の怪」
昔、南西諸島の東部にオリョール海という海が流れておった。
ちょうどイベントの終わった頃じゃった。三人の潜水艦が出撃のため海に入っておったそうな。
伊５８「こう暑いんじゃ仕事する気にならないでち」
伊１９「んだんだ」
５８「ところでぇ〜皆ぁ。イベント終わりで燃料も減ってるでち、明日はひとつオリョクルでもするでち」
１９「んだんだ〜それはおもしれぇやるのやるの」
１６８「オリョクルすればよ、燃料もワオ、大漁大漁！」
５８「そうでち、オリョクルでたっぷり儲ければよ、大型建造出来るかもしれないでち。ウィヒ！」
オリョクルとは、海の中に潜水艦を撒いて、マップの燃料を取るというものじゃった。連中は鎮守府へ帰るとさっそくレア駆逐艦レシピを回した。
燃料２５０、弾薬３０、鋼材２００、ボーキ３０を回すと潜水艦が出来る（かもしれない）のじゃった。
１９「オリョクルするとよ、戦艦が白い腹見せてプカプカ浮くんだからおもしろいの（という可能性が微粒子レベルで存在する）」
とまあ、潜水艦たちは０：２２が出るのを待ちながら明日のことを話しておった。
１６８「そうすると、明日のために腹ごしらえしとこうか」
５８「おーそうするでち。ゴーヤに補給をくれでち」
と、その時じゃった。入渠ドックの方から一人の提督(ソロのネクロマンサー）がピタピタとやってきた。
提督「これは…レア駆逐レシピじゃな？」
１９「それがどうかしたの？」
提督「オリョール海を…流すのか？」
５８「そうともでち。オリョクルすればよ、面倒なことはなんにも要らないでち。一発で１５〜６０程度の燃料が見込めるでち。えーっ！」
提督「やめなされ！」（迫真）
提督「のう、お主たち。わしはお主たちの補給するぶんや海域で誘われる駆逐艦のことをとやかく言っとるのじゃない。ジャガーノート…オリョールを流せば補給艦まで撃沈してしまう。どうじゃ、明石が轟沈すると思ってみぃ。むごいことじゃろうが。やめなさいやめなされ。むごい殺生はやめなされ」
１６８「て、提督、カレーでも食べたら？」
提督「これはかたじけない。いただきます」
何やら不思議な食べ方だった。提督にとってカレーは飲み物である。
５８「イヨイヨぉ！　オリョクルはやめるでちやめるでち。提督の言うとおりにするでち」
それを聞いて提督はすっかり安心したか、元きた道をピタピタと帰っていった。
次の日の朝、潜水艦たちはオリョール海へ向かった。
５８「みてるでち、そろそろ燃料マスに止まるでちよぉ！　これは大漁でち！（燃料４０）」
とまあ、潜水艦たちはもう狂ったように燃料をかき集めた。収支はだいたいトントンなので潜水艦たちはまだ足りないと海を北へ北へと上っていった。
北はDマスと呼ばれ、補給艦が住んでいるという話じゃったが、提督は運が腐っているため滅多に近寄れなかった。
１９「よし、イクのー！」（開幕雷撃）
見たこともない深海棲艦がバッサー！白い腹を見せて浮かび上がってきた。それがDマスの補給艦じゃった。
５８「どうだ、ゴーヤの言うとおりにしたら勝利Aでち。見れぇ糞提督。この補給艦を肴に一杯やるでち」
ところがどうじゃろう、５８が補給艦の腹を割くと、海軍カレーが大量に出てきた。
１９「補給艦がイクを睨んでるのー、補給艦が提督だったのー！」
なんという恐ろしいことじゃろう。補給艦が昨日の提督だったとは。
しかし潜水艦が特に気にもせずデイリー任務を達成したのじゃった。
エンディングテーマ「しんでんっていいな」
球磨の子見ていた家具職人　おしりを出した子（中破）一等賞
全員大破でまた明日　また明日
いいないいな　震電っていいな
美味しいアイスにホカホカボーキ　赤城の帰りを待ってるだろな
ぼくも帰ろ　ドックへ帰ろ　大　大　大型建造出ない出ない出ない（大和が）
いいないいな　震電っていいな
みんなで仲良くホラホラお風呂　あったかいコタツで眠るんだろな
ぼくも帰ろ　ドックへ帰ろ　大　大　大型建造出ない出ない出ない（武蔵も）