うにだいすき

日本有数の糞ブログ

龍が如く0 誓いの場所 - PS4

龍が如く0 誓いの場所 - PS4

結局買ったんだけど、今回面白かった。やはり1へ繋がるというゴールが明確に示されているからこそ、今までのシリーズにあったやり過ぎ感が少ないというか、ちゃんとまとまったシナリオになっているんじゃないかな。ただこれは4辺りからそうなんだけど、真島吾朗という人は過去が明かされれば明かされるほどどうなんだろうなという気はしてしまう。狂気の人だったわけじゃないですか。で、狂気の部分が面白かったり魅力的だったりするんだけど、狂ってるキャラってやっぱりワケもなく天然で狂ってる方が面白いと思うんだよね。底が知れなくて。ただ、今作のシナリオというのはいかにして真島吾朗が形成されていったかという話でもあるわけで。そうなると真島さんの狂気って結局作られたモノでしかなかったのかよというがっかり感は少なからずある。まあ、4、5の時点で思ってたよりずっとマトモな人だというのはわかってたんだけど、今回マジで終始マトモな人だからね。エンディングでようやく、って感じで。でもシナリオは相当良かったよ。桐生と錦山のやりとりとか、見てるだけで泣けてくるもんな。同窓会としてよく出来てるよ。田中シンジとか懐かしすぎるでしょう。由美もちらっとでいいから出てきて欲しかったなあ。
ゲームとしてもプレイフィールは非常に良かった。システム面での快適さはシリーズ1だと言っていいし、アクションも優れている。だが、金が手に入りすぎるせいで実質回復薬がタダ同然になったことでの調整か、ザコが硬いし、やたらスーパーアーマーで強引に割り込まれたりして、爽快感に乏しいのが残念だったな。このゲームってやっぱ普段はクソザコナメクジのぼくらみたいなひ弱な坊やでも伝説の男になってチンピラをバッタバッタと薙ぎ倒すのが楽しいわけじゃないっすかあ。ボスとかはまあいいんだけどさ。どうもこのへんは変にセガ魂でな。のわりに、いつもみたいに敵の本拠地で大立ち回りみたいな場面が少ないし、ザコもあんまりいないし……。せっかくのスタイルチェンジやかっこいいモーションが活かしきれていないのは残念だった。というか、今回はステゴロがいまいち強くないんで、武器使うほうが簡単。ラスボスなんてカジキ槍使ったらあっさり倒しちゃったし。カツアゲ君も武器ありなら楽勝だし。なんか試みの割に調整がうまくいってないかんじがしたな。
あとは、今回シナリオも真島さんの方が面白いし、アクションも真島さんの方が楽しいし、シノギも真島さんの方が面白い。桐生パートがイマイチ、とは言わないけど、桐生さんはちょっと若さがあるなあ、くらいで全体的にはいつもの桐生さんなんだよね。色々言ったけど、人間的な変遷を見るという意味では真島さんの方がずっと興味深い。今回はむしろ真島0だな。でも、桐生にしろ真島にしろ、この後の桐生さんがムショに入るまでの方が濃密な時間だっただろうし、0−2も見てみたいな。
さて、閃乱カグラとブラッドボーンどっち買うか。あ、PS4買いました。